Test Automation

テスト自動化とか品質とか勉強会とかやってるエンジニア(Automation Architect)のブログです。

ソフトウェアテストなんて誰でも出来る

アマチュアとプロフェッショナル 先週参加したカフェソフトウェアクオリティのお悩み相談コーナーで、「ソフトウェアテストなんて誰でも出来ると思われている」というものがあって笑った。 「○○なんて誰でも出来る」というフレーズは何にでもあてはまってし…

アジャイルテストのテスト設計の話

Incremental test design 昨年度追加されたISTQBのFoundation Level Extension Syllabus Agile TesterのAgile Testing Practicesの項にはテスト設計に関する興味深い記述がある [1]。 Incremental test design: Test cases and charters are gradually built…

2次元の表によるテスト管理の限界

ソフトウェアテスト業界の古き大発明 どの業界にも大発明が起きる瞬間がある。オーディオ業界のステレオスピーカー、映像業界のDVD、携帯電話業界のソフトウェアインターフェースなどなど。これらの破壊的な発明はそれまでの常識を覆し、全く新しい利便性や…

品質をカイゼンするフィードバックを作る

全4回のウォータースクラムフォールをガチでディする連載の最終回です。前回までのエントリーはこちら。 プロトタイプはリアルプロダクトたりえないのか? 〜そのテストはプロジェクトのリスク管理に貢献していますか?〜 - Test Automation 「継続的デリバ…

品質改善をしないアジャイル ~ウォータースクラムフォール~

ウォータースクラムフォールをガチでディする全4回連載の3回目です。はい、そうです。前2回のエントリは今回ウォータースクラムフォールをガチでディする為の前振りです。ウォータースクラムフォールの説明は以下のページをご覧下さい。 <a href="http://www.infoq.com/jp/news/2011/12/water-scrum-fall-is-the-norm" data-mce-href="http://www.infoq.com/jp/news/2011/12/water-scrum-fall-is-the-norm">実用主義者が勝っ</a>…

「継続的デリバリー」から考えるソフトウェア開発の入り口、出口問題

「継続的デリバリー」(*1)の章の構成はとても興味深い。第一章では「The problem of deriverling software」というタイトルで、ソフトウェア開発の目的を顧客に価値をデリバリーする事とし、その上でリリースにまつわるアンチパターン3つの紹介から始まる。…

プロトタイプはリアルプロダクトたりえないのか? 〜そのテストはプロジェクトのリスク管理に貢献していますか?〜

ソフトウェアプロダクトを開発する時、色々なリスクが想定される。今から開発するプロダクトは本当に顧客の要求を満たすのか?選定した技術要素は本当に設計要求を満たすのか?プロジェクトは期限内に終るのか? そんなソフトウェア開発プロジェクトのリスク…

IT勉強会からの越境 #devlove

このエントリーはDevLOVE Advent Calendar 2014の1月10日の記事として執筆しています。 執筆のモチベーション: 昨年度の私のJaSSTやSQiPでの事例発表が「IT勉強会からの出口」「IT勉強会からの越境」として取り上げられていた事を受けて、それをテーマに記…

2014年振り返り

全般: もともと、2年前に5年計画でテスト自動化とかメトリクスとか、あと勉強会とかもろもろについてやっていきたい事について漠然と計画を立てた。勝率50%くらいで進むかなあと予想していたのだけど2013年は運がよくてほぼ勝率100%で色々進んだ。2014年…

テスト自動化のメリット〜欠陥特定の改善〜

この記事はソフトウェアテストあどべんとかれんだー2014の12月15日のブログ記事として執筆しています。 昨日はKyon Mmさんのパフォーマンステストについての記事でした。 この記事は最近見かけたクソコードから思いつきで書いています。内容はテスト自動化の…

楽天テックカンファ前夜祭2014のまとめ #rakutentech

ここでは、10月24日に開催された楽天テックカンファ前夜祭のスライドとツイッターのみんなの反応をまとめます。 楽天テックカンファ前夜祭とは? &amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;a href="http://eventregist.com/e/rtcpreevent2014" data-mce-…

誰がテスト自動化をするべきか? #rakutentech

楽天テックカンファ前夜祭で「誰がテスト自動化をするべきか?〜あなたのテスト自動化は大量のテストを高速実行するだけですか?〜」というLTをしました。 このエントリでは、「誰がテスト自動化をするべきか?」という質問の背景にある問題について考察した…

ソフトウェア品質シンポジウム2014参加レポート⑤ 社内勉強会コミュニティとか

ソフトウェア品質シンポジウムで"継続的システムテストについての理解を深めるための開発とバグのメトリクスの分析"を経験発表をしました。 で、「何故、ウェブ系の会社からこのような発表が出て来たのか」不思議に思われた方達からそういった質問をいくつか…

ソフトウェア品質シンポジウム2014参加レポート④ 継続的システムテストの実現とこれから

9月10日〜12日まで参加したソフトウェア品質シンポジウムでは、”継続的システムテストについての理解を深めるための開発とバグのメトリクスの分析”という経験発表を行い、「SQiP Best report Future Award(将来役に立つ可能性を秘めているもの)」とい…

ソフトウェア品質シンポジウム2014参加レポート③ 品質やメトリクスについて学んだよ

ソフトウェア品質シンポジウム2014に参加したレポートですが、この品質やメトリクスについて学んだ内容については、どこまでブログに書いてよいのかよく分からないし、本気で書いたら行数もすごいことになってしまう、という事で参加したセッションのダイジ…

ソフトウェア品質シンポジウム2014参加レポート② レビューについて学んだよ

ソフトウェア品質シンポジウムに参加し、レビューについて色々学んできました。このエントリーは以下の前提でお読みください。 社内でGitをもっと有効活用するためのテストとレビューについての議論が盛り上がってきている 僕自身はテスト自動化の面でその議…

ソフトウェア品質シンポジウム2014参加レポート① 参加のモチベーション

ソフトウェア品質シンポジウム 2014年09月10日から09月12日にかけて、ソフトウェア品質シンポジウム 2014に参加してきました。 開催レポート | ソフトウェア品質シンポジウム 2014 このシンポジウムは"実践的で実証的なソフトウェア品質技術•施策の研究•普及…

Continuous System Test

Written by Kotaro Ogino and Francois Picalausa Background of this entry: We reported on our experience with automated system testing for improving development process of large and distributed search platform (システムテスト自動化による大規…

継続的システムテスト

JaSST'Tokyo 2014で、"システムテスト自動化による大規模分散検索プラットフォームの開発行程改善"という題目で事例発表をした。下記は当日発表に用いたスライド。 【JaSST'14 Tokyo】システムテストの自動化による 大規模分散検索プラットフォームの 開発工…