Test Automation

テスト自動化とか品質とか勉強会とかやってるエンジニア(Automation Architect)のブログです。

継続的システムテスト

アジャイルとDevOpsの品質保証と信頼性

このブログエントリは日本信頼性学会論文誌 Vol.42, No.2, 2020年3月号に寄稿した「アジャイル/DevOps開発における品質保証と信頼性」という解説論文の転載です。 (品質管理研究会でこの解説論文の内容をもとにした特別講義を来年実施します。ご興味ある方…

DevOps時代のテスト要求分析

はじめに こちらのエントリはソフトウェアテストAdvend Calendar2016の13日目の記事です。 qiita.com ちなみに、昨日のエントリ、テスターがエンジニアとキャッキャウフフしながら文言指摘軽減を技術的に30分で解消したかもしれない話 - テストする人。は、…

システムテストフェーズで単体テストレベルを実行する?!

テストフェーズとテストレベル 昨日受けたソフトウェアテストの資格試験で面白い問題があった。 縦軸にテストフェーズ、横軸にテストレベルをとってテスト計画を作れ という趣旨のもの。 システムテストフェーズで単体テストレベルのテストを実行する?! み…

手動の運用手順書と自動スクリプトのレビュー

先日、「手動の運用手順書を書いたのでレビューして下さい」と後輩に頼まれたのでレビューした。といっても、僕の専門はテストと自動化なので正直な話、手動の運用手順書のレビュー経験がない(笑)。しょうがないので「自動スクリプト」としてレビューする…

2次元の表によるテスト管理の限界

ソフトウェアテスト業界の古き大発明 どの業界にも大発明が起きる瞬間がある。オーディオ業界のステレオスピーカー、映像業界のDVD、携帯電話業界のソフトウェアインターフェースなどなど。これらの破壊的な発明はそれまでの常識を覆し、全く新しい利便性や…

品質をカイゼンするフィードバックを作る

全4回のウォータースクラムフォールをガチでディする連載の最終回です。前回までのエントリーはこちら。 プロトタイプはリアルプロダクトたりえないのか? 〜そのテストはプロジェクトのリスク管理に貢献していますか?〜 - Test Automation 「継続的デリバ…

品質改善をしないアジャイル ~ウォータースクラムフォール~

ウォータースクラムフォールをガチでディする全4回連載の3回目です。はい、そうです。前2回のエントリは今回ウォータースクラムフォールをガチでディする為の前振りです。ウォータースクラムフォールの説明は以下のページをご覧下さい。 <a href="http://www.infoq.com/jp/news/2011/12/water-scrum-fall-is-the-norm" data-mce-href="http://www.infoq.com/jp/news/2011/12/water-scrum-fall-is-the-norm">実用主義者が勝っ</a>…

「継続的デリバリー」から考えるソフトウェア開発の入り口、出口問題

「継続的デリバリー」(*1)の章の構成はとても興味深い。第一章では「The problem of deriverling software」というタイトルで、ソフトウェア開発の目的を顧客に価値をデリバリーする事とし、その上でリリースにまつわるアンチパターン3つの紹介から始まる。…

プロトタイプはリアルプロダクトたりえないのか? 〜そのテストはプロジェクトのリスク管理に貢献していますか?〜

ソフトウェアプロダクトを開発する時、色々なリスクが想定される。今から開発するプロダクトは本当に顧客の要求を満たすのか?選定した技術要素は本当に設計要求を満たすのか?プロジェクトは期限内に終るのか? そんなソフトウェア開発プロジェクトのリスク…

テスト自動化のメリット〜欠陥特定の改善〜

この記事はソフトウェアテストあどべんとかれんだー2014の12月15日のブログ記事として執筆しています。 昨日はKyon Mmさんのパフォーマンステストについての記事でした。 この記事は最近見かけたクソコードから思いつきで書いています。内容はテスト自動化の…

誰がテスト自動化をするべきか? #rakutentech

楽天テックカンファ前夜祭で「誰がテスト自動化をするべきか?〜あなたのテスト自動化は大量のテストを高速実行するだけですか?〜」というLTをしました。 このエントリでは、「誰がテスト自動化をするべきか?」という質問の背景にある問題について考察した…

ソフトウェア品質シンポジウム2014参加レポート⑤ 社内勉強会コミュニティとか

ソフトウェア品質シンポジウムで"継続的システムテストについての理解を深めるための開発とバグのメトリクスの分析"を経験発表をしました。 で、「何故、ウェブ系の会社からこのような発表が出て来たのか」不思議に思われた方達からそういった質問をいくつか…

ソフトウェア品質シンポジウム2014参加レポート④ 継続的システムテストの実現とこれから

9月10日〜12日まで参加したソフトウェア品質シンポジウムでは、”継続的システムテストについての理解を深めるための開発とバグのメトリクスの分析”という経験発表を行い、「SQiP Best report Future Award(将来役に立つ可能性を秘めているもの)」とい…

Continuous System Test

Written by Kotaro Ogino and Francois Picalausa Background of this entry: We reported on our experience with automated system testing for improving development process of large and distributed search platform (システムテスト自動化による大規…

継続的システムテスト

JaSST'Tokyo 2014で、"システムテスト自動化による大規模分散検索プラットフォームの開発行程改善"という題目で事例発表をした。下記は当日発表に用いたスライド。 【JaSST'14 Tokyo】システムテストの自動化による 大規模分散検索プラットフォームの 開発工…