モチベーション
このブログエントリのモチベーションは、ソフトウェアテスト#2 Advent Calendarを完走することです。今現在(2018年12/10)6つの枠が空いてるので、それぞれの空き日当日になっても空白だったら、どんどん埋めてきます。
JaSST' 18 Tokai
2018/12/07 (金)に愛知県刈谷市で開催されたJaSST' 18 Tokaiに講演者として参加してきました。カンファレンスは、講演としては平鍋さんの基調講演と我々の特別講演があり、その他にもポスターセッションやチュートリアルなど盛りだくさんで、最後には参加者同士で意見交換する情報交換会もありました。
このブログエントリでは、JaSST'18 Tokaiで楽しかったところを挙げていくことにします。
JaSST' 18 Tokaiの楽しかったところ
楽しかったところ①:オープニングスピーチの委員長
オープニングスピーチの委員長のスピーチがエネルギーいっぱい、駄洒落いっぱいで面白かったです。いろいろ話を聞いてみると、委員長のスピーチはJaSST' Tokai名物で毎年恒例のものらしいです。
その場のノリとアドリブで盛り上げている感じのスピーチなのですが、後で「実は、そういうスタイルのスピーチに見えるように、前日カラオケで練習している」というお話も伺いましたが真偽のほどは分かりません。
楽しかったところ②:平鍋さんの基調講演
平鍋さんの基調講演でのメッセージで印象的だったものとして
- プロダクトだけでなく顧客も開発するしチームも設計して育てる
- アジャイル開発では、ウェブサービスは内製化が進んでるし、ベンダーはアジャイル開発拠点に参加するようになる
- プロジェクトの見える化/透明化が重要。カンバンなど。
があります。特に最初の「顧客も開発する」については、きっとアジャイルの導入やチームへの新規ツールの導入、またOSSの開発など、チームや市場にどんなニーズがどれくらいあるか分からないものについては、みんなアジャイルにやってくのがいいのだろうなあと思いました。
あと、後で平鍋さんから「10年間同じ内容で講演している」という話を伺いまして、なるほどこういう情熱を持っている方が持続してメッセージを発信し続けることで日本のアジャイルは発展してきたのだなということを肌で感じました。
平鍋さんの基調講演の内容については、平鍋さん自身がブログを書かれてますのでそちらもご参照ください。
楽しかったところ③: 特別講演
特別講演では、この半年間一緒にDevOps研修を育て上げてきた吉田さんと一緒に、アジャイルやテスト自動化導入の文化的・技術的な事例を紹介しました。
講演内容についてはスライドを参照いただくとして、ここではtwitterでの感想を紹介します。
テストの自動化はチームへのフィードバックするための仕組みの一つ #jasst_tokai_2018 #jasst
— 川喜多 智信 (@yuimaster1982) December 7, 2018
後でついてきたもの。“この人とやればできる、と思われるようになる” -改革 楽天ブルドーザー吉田彩奈さん #jasst_tokai_2018
— Kenji Hiranabe (@hiranabe) December 7, 2018
#jasst_tokai_2018
— うじぽん (@RApFBzuGLJgrxAn) December 7, 2018
今日は良い刺激を頂きました。
ありがとうございます。
自分が会社に戻ってからやりたい事が少し整理できました。
楽天さんのノンフィクション#カイゼン・ジャーニー からは
勇気を頂きました。
自分なりのアプローチで
継続的なTRYをしたいと思います
Fearless Changeの楽天の話が一番気づきが多かった
— takeshi@子育て3人からのTOEIC300点→600点達成 (@takeshi198310) December 8, 2018
文化をかえることができるってあれくらいしなければいけないのか#jasst_tokai_2018
一緒に発表した吉田さん。実は社外発表は初めてだったのですが、ブルドーザー的なパワーで全部かっさらっちゃいまして、その後の情報交換会などでも吉田さんの講演内容の話題で持ちきりでした(笑)
楽しかったところ④: 情報交換会&打ち上げ&飲み会
情報交換会、打ち上げとその後の飲み会とすごく盛り上がりました。このあたり、シンポジウムの主催者の方達が、会を一方向のものにしないで、双方向のものにしようという気遣い・努力がすごいなと思いました。
やっぱりこういう社外のシンポジウムでは、普段お話する機会がない方たちといろいろお話できるのがいいですね。少しビックリしたのが、東海の方だけでなく東京や関西から参加されている方がいらっしゃったり、あとエンジニアだけでなく人事の方なんかも参加されてました。この辺、JaSST' Tokaiは懐が深いシンポジウムなんだなーと感じました。
あと、シンポジウム後の飲み会では平鍋さんとたっぷりお話する機会と、素敵なカード(ハガキじゃないよ)を頂きました。ありがとうございます!
楽しかったところ⑤: JaSSTで「アジャイル」という単語を使ってもいいんだと確信した
完全に個人的な偏見ですが、JaSSTには長らく「アジャイル」をキーワードとして使うことに対する暗黙の禁句的ななにかがあったように思います。完全に個人的な偏見ですが、JaSSTで「アジャイル」というキーワードを出すと、参加者から拒絶反応が返ってくると思ってました。なので2014年に初めてJaSSTで発表した時も、出来るだけアジャイルという言葉を使わずに自分たちの取り組みを説明することに苦心しました。
ですが今年2018年、「アジャイルとテスト自動化について」前半にはJaSST'18 Tokyoでパネルディスカッションの依頼を頂き、後半には今回のJaSST'18 Tokaiで特別講演する依頼を頂き、流れは変わってきたなあと。
特に今回、講演後の情報交換会で、参加者のみなさんもアジャイルの導入を始めたりもうすでにいろいろと導入してるお話を聞きました。話の方向性として「アジャイルめっちゃ楽しい」よりも「アジャイル大変」成分が多めなんですが、それでもみんなアジャイルについて話したい、話すことが好きなんですね。
最後に
今回JaSST' 18 Tokaiに参加させて頂きとても楽しかったです。お呼び頂きまして、企画者のみなさまありがとうございました。インタラクティブな会を作ろうとしているのがすごくよくわかりましたし、あと日本の東海地方には東海地方独自のアジャイルがあるんだということが発見でした。ぜひ、また参加してみたいシンポジウムの一つですね。